portrait 奥泉光の音楽活動
 奥泉光は作家であるばかりでなく、ミュージシャンとして日夜音楽活動を巷で繰り広げている。

そのキャリアは、小学校4年生のとき、グループサウンズに憧れ、ウクレレを980円で購入し、友人とバンドを結成し(編成はウクレレと縦笛とタンバリン)、学級の「お楽しみ会」で演奏して喝采を受けて以来、30有余年になる。

現在の活動は以下の通り
1 Jacob’s Ladder (ジェイコブス・ラダー)
 これは奥泉光をバンマスに結集したR&B系バンド。編集者から精鋭のメンバーを募って、1997年に結成された。ここで奥泉はキーボートを担当する。最初はR&Bのスタンダードをとりあげていたが、現在はモダンジャズのナンバーをオリジナルアレンジで演奏するなど、独自の路線を歩みつつある。奥泉のオリジナルもすでに数曲がレパートリーに加えられている。
過去にライブは西荻窪の「ターニング」などで、数度行ったのみで、活動年数に比していかにも少ないといわざるを得ない。が、このところ、バンドは路線も確定しつつあり、リハーサルの充実ぶりからみて、近々にライブは行われるだろう。告知の欄に注意していただきたい。
2 The Shimosato Band
 都内のアマチュアが結成したジャズバンド。奥泉はここでは得意のフルートを吹く。これはバンドというよりセッション・グループと呼ぶのがふさわしいが、定期的に月に一度、都内のライブハウスに出演している。
 The Shimosato Bandに関する情報は、『
ジャズバンドTHE SHIMOSATO BANDの楽しい世界』。ただし、奥泉は毎回ではなく、不定期の参加なので注意して下さい。奥泉が出演する場合は、告知の欄で告知いたします。
3 朗読パフォーマンス
 奥泉光は数年前より、渋谷ジアンジアンなどで、朗読のパフォーマンスを行ってきた。このとき、たいてい奥泉は自作を朗読するばかりでなく、楽器を演奏し、観客に喜んで貰っている。去年はカナダのトロントでも、「フルート吹き語り朗読」を行い、聴衆の度肝を抜いた。集英社「すばる」主催の、「すばる文学カフェ」に出演したおりの模様は、次のサイトで見ることができる。 『
すばる文学カフェ・レポート』(※動画再生のためRealPlayerが必要です)